鞄鯖戦士はご機嫌ナナメでした。

2016年秋、5年ぶりにFFXIへ復帰しました。現在カーバンクルサーバ(鞄鯖)で遊んでいる20年選手のブログです。

一つのゴール、一つのスタート

75になりました。

6年かかりました。6年ですってよ奥様。

長かった。本当に、長かったです。
ここまでアタシを育ててくれた全ての皆様に、心から感謝!



2度の挫折を味わいました。でも、その全てが「FF11ツマンナイ」じゃなかった。アタシの環境がFF11を続けることを許してくれなかった。だから、いつも心残りでした。いつかは75になって、野山を駆け巡りたい。その思いはたぶん叶わないだろうな、そう思ってました。

今、アタシはプンカール浦の前に立っています。必死にカンパニエしてフルコンプしたラム装備と、なけなしのお金で買ったバイヤールソードと、一度も外したことがない、愛すべき真っ白なリンクパールを耳につけながら。



75になった日。アタシは、もう一つ、大事にしまっておいた赤いリンクパールを倉庫から取り出して、プンカール浦の水辺に向かって投げました。

アタシが初めて手にしたリンクパール。思い出がたくさんつまったリンクパール。そして、いつの間にか知らない人のLSMSGログだけが残った、誰もつけることのないパール。

太陽の日差しに照らされて光る赤いパールが、放物線を描きながら浦の水面に吸い込まれていきます。

アタシが2回目の挫折を経て復活を果たしたとき、ひそかに心に決めていたことがありました。それは、アタシが75になったら、この赤いパールと/goodbyeしよう、ということ。

それは、大事な大事な思い出を捨てること。でも、いつまでも思い出にすがってはいられません。
アタシは今のヴァナ・ディールを生きているんだ。アタシは今もLSに残っているみんなと、最後の最後まで楽しくやっていくんだ。そのためにも、アタシが一人前になって、ヴァナで自立できるようになったら、あの思い出と/goodbyeしよう。そう、決めていたのです。

そして、その時が、この日でした。



過去に置き去りにされたこの世界に立ち、赤いパールが沼の奥深く沈んでいくのを見ながら、アタシは声を上げて泣きました。

これは決別の涙。これは後悔の涙。そして、これは、新しいスタートを切るための、涙なのだ。

そう心に言葉を叩き込みながら、アタシはカンパニエのBGMを耳にしたのです。

アタシの新しいスタートは、やっぱりカンパニエでした。

涙をぬぐいながら、アタシはアライアンスタグを受けるために駆け出していきました。



アタシには、やることがまだまだたくさんあります。

この世…ヴァナ・ディールが消滅するその日まで、アタシはこの世界で生きていきます。
去っていった友のためにも、今も野山を駆けている友のためにも、そして、アタシ自身のためにも。

アタシには、紡ぐべき「絆」が、まだまだたくさんあるのだから。

限界突破、一点突破

早くも1年2ヶ月のブランクが空いてしまいました。ゴメン! aliceです。

あれからというもの、何気に2週間に1回の割合でログインしていたアタシは、あれよあれよとレベルが上がり、いつしか70になっていました。70!

夢のような数字です。少なくとも、復活前には「ぜったいそこまで行けないんだろうなあ」と思っていたレベル。しかし、ついにやってきてしまいました。そうです。ジジイとのタイマン勝負。

完全にカンパニエだけでここまで来てしまったので、もちろん武器スキルは真っ白のまま。これはマズイ、と友人の協力を経てボヤでスキラーゲを敢行! なんとか青になりました。そして、ついに経験値がカンスト。いよいよです。

カンパニエ中に偶然昔のLSフレとばったりお会いし、その場でHポーションタンクとクアールサンドを頂いてしまいました。え、いいの? と聞くと、「もうすぐマートでしょ。がんばって!(´ー`)」と激励をしてくれて…。嬉しかったです。これは、何がなくとも成功しなければ!

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いろんなサイトを拝見して、そろえるものを揃え、アタシはジジイの待つジュノ庭へ向かいます。

用意した物はこんな感じ。
ダイダロスウィング、Hポーションタンク→ハイポ×10、ペルシコス・オレ×2、クアールサンド。
装備は基本ラムシリーズ(いわゆる新ラム、過去戦績でゲッツ、胴を除く4つコンプ状態)、胴はAF。首はコーラル(マーマンを買うお金すらないのです(汗))、背はプシロス、腰はマスター、耳はホスピタラーとMPアップ系、指はファランクス×2.剣はエスパドンで、ラムシールドを担ぎます。MPを稼ぎつつ、攻撃+と命中+を狙ったかなりカンパニエチックな姿です。

開幕の作戦は、BFイン→プロシェル→クアール食べる→ヒーリング→抜刀→ダイダロス飲む→オレ飲む→突撃。如何にしてHPを保ちながら3回WSを打てるか、これにかかっていました。
いざ突撃→開幕ボパ→センチ。む! ジジイの攻撃けっこう痛い!(70〜90) むう、持つかなあ…。とにかくフラッシュ打ってケアルで回復しつつとにかく殴る殴る。センチ切れたらランバ。命中ブーストとがんばってスキル上げしたおかげでしょうか、いい感じにあたってますよ! でも痛い、痛い! 徐々に削られるアタクシのHP。

TPたまって即2回目のボパ!

Maat : ウグッ、なかなかやりおるわい。

むほ。アタシだってもうここに降り立って6年。伊達に女騎士やってませんことよー。

Maat : ちぃとばかし本気を出すかの。

来た! インビン!
こちらも合わせてインビン発動。いよいよMickt氏の名言「薬パワーだ!」連打連打で一気に回復しまくり。
インビン終了後ガチ勝負再開…でも間に合わないぃ。ヒーン、HP半分切った! うーん、TPたまりが先か、阿修羅が先か…。

HPが4割を切ったあたりでやっと、やっとTP100突破!
えーい、食らえ! 渾身のボーパルブレード!…

Maat : うぅむ……。見事だ。
 お前さんの実力、しかとみせてもらったぞ。

マートが沈んだとき、アタシは思わず「ヤッター!」と叫んでしまいました。

苦節6年。
念願の75への道が、ようやくアタシの前に姿を現しました。

感無量です。
ついにこの時がやってきたんですもの。長かった…。
思わず、涙出ちゃったよ。

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…というわけでございまして、今も絶賛カンパニエ続行中です。

あれからもりもり経験値・戦績も頂きまして、今日の時点で75まで@7000強、というところまできました。ひとえに最後の新ラム装備「ラムホーバーク」ゲッツとなる「暁勲章+戦績75000」を目指してたんですけど、気がついたらこんなに75が近い。近いのです。

戦績の方はあと12000弱。勲章はすでに暁星勲章まで来ました(最高級まであと1つ)。でも、念願の75が先にやってきそうです。

しかも、その間にいろんなことが進みました。WSクエストクリア(サベッジかっこいい!)、土杖振ってスピリットテーカー(まだ217しかないですけど)、そして、取れないとばっかり思ってたボヤ地図も自力でゲットしてみたり。夢の中にいるみたい…。

こんなに、74のアタシが身軽だなんて思っても見ませんでした。常にサポ白で三国テレポも自由自在。補給クエもコンプしてミンダルシアを縦横無尽。そしてカンパも主要戦線を行きまくって戦績テレポでひとっ飛び!

世界が変わるって、こうことなのかもしれないね。



75になって、ラムホバ手に入ったら何しよう! あ、まず忍者と踊り子上げないと! そのあとスキル上げして、できるだけミッション進めて(特にアトルガン)、取ってないジョブも取って、あ、でもその前に一度メインでガチレベル上げ経験しておきたいしなあ、そこまでやれば、いよいよ裏かなあ、でもなあ、時間取れるかなあ(汗)。

つまり。まだやりたいことがたくさんあるんです。このヴァナで。



FF14の話題が真っ盛りだけど、アタシはまだまだ続けます。

だって、アタシはここで生まれたんだから。

近況

まだまだリハビリ中、なアタシ。どうも〜、aliceです。

さて、いよいよメインナイトのレベルが65になりました。昔だったら「無理。アタシには絶対に無理」と思っていた数字です。キャップまで10、という事実すら絵空事のように思えてきます。まさか、ねえ。

一重にカンパニエがデカイ。デカイです。復帰した時が61でしたから、もうほぼカンパニエだけで80000以上の経験値を稼いだことになります。先日のパッチで一気に獣人優勢になったカンパニエですが、むしろバトル発生が連荘するようになりアタシご満悦。勲章もいまや黄金に手が届いてしまう始末。二級でガン止まりしているアトルガンとは正反対の勢いです。

当初からカンパニエの目標を66に据えていたアタシですが、早くも@5,000と、66が見えてきてしまいました。ちょとさびしい。

しかし、アタシには66を迎えるにあたってやらなければならない重要なミッションがあったのです。



…武器スキル、真っ白…。



というわけで、リアフレの暖かい助言に助けられ、トライマライに篭ることにしました。右手には土杖。左手にはスキッドスシ。

両手棍のスキルが未だに144しかないアタシにとって、土杖振ってスピリットテーカーは夢のまた夢。でも、夢ばっかり見てちゃダメなの。夢見る少女じゃいられない。石の区の入口からトライマライ入りして、最初のT字路付近にポップする3匹コウモリ(Impish Bats、58〜60、16分ポップ)狙い。レベル高めのコウモリなら200まではいけるはず。

そっからひたすらコウモリとじゃれあう生活が続きました。ポップしては殴り、またポップしては殴って、時々釣りに失敗してリンクさせちゃってエリチェンする毎日。

でも、楽しかったー! アニバーサリリング効果で1体あたり100前後の経験値も入るし、なんせ徐々にだけど、スキルが上がり続けるのが楽しいですね。こういうソロのときにMPを持ってるナイトはいいなあ、と実感します。戦闘自体は非常に安定しました。痛いアタックがジェットストリームしかなく、しかも土杖効果で通常ダメが20〜30、WSダメが50〜70程度なので、安心して狩れました。こっちのダメも30〜50なので長期戦必至ですが、スキラーゲ目的なのでむしろ好都合。最初はソニックブーム(攻撃力ダウン)をいちいちイレースしてたんですけど、それすらメンドくさくなってタダひたすらコウモリを叩く展開に。

途中からシェルクラッシャーを覚えてさらに安泰なスキラーゲ。もちろん、他に人がいるときは自重したりって感じでひたすらやってました。最後はリアフレが遊びに来てくれて、リジェネ+ヘイストを頂きながらついに200を突破! フルスイングをゲットして試し打ちしたけど、全然ショボくてがっかりしたのは言うまでもありません。リアフレに感謝! 最終的に経験値が5000ほど上がっていたので、50匹前後を倒しての達成でした。



これからはもういちど過去に篭って66を目指しカンパニエが続きます。66になったらサポ白でリレイズがいけるので、今から楽しみです。その後に総仕上げのスキル上げをしにボヤへ皆と一緒に行こうかな、なーんて思ってます。片手剣もスウィフトが目前(現在217)だし、PT上げのためにも準備は怠らないようにしないと。頑張りまっす。

2年ぶりの我がヴァナ・ディール

Aliceです。

アタシが復帰したのは今年の4月ごろでした。

LSの仲間と再会して、それからお礼参りじゃないけど、一通り三国回ってから「白門いこうかなあ」とオルドゥームリング使ってアルザビにたどり着いたら、なんだか聞きなれたBGMじゃない別の曲がかかってて、アレ、アルタナ導入でBGM変わったのかなあ、好きだったんだけどなあ…と感慨にふけっていたら、LSフレに「アリスちゃん、ビシージだからwww」と指摘され、人生初のビシージをなし崩し的に体験してしまい、4回ちんで経験値1400ばかしゲッツしたのはナイショです。

その後、倉庫キャラにログインしたら、植木鉢に穀物の種が植わっていて、全部「カリカリクポー」になってました。10鉢。

モグちゃん…、2年もこんな枯れ木を世話させちゃってゴメンね…。



今はひたすらカンパニエやってます。

それだけまだFF11に割ける時間がないのです。メインジョブで運がよければ20分1セットで経験値が1200ぐらい稼げる。2年前のアタシにとって、そんなFF11は夢のまた夢でした。今では62だったナイトも64まで目前。しばらくはこの生活が続きそうです。せめて自力リレイズができるようになる66までは行きたい所存。

この前、久しぶりにサポ白を上げに巣へ行きました。日本人PTでレベル上げです。

下手すると3年ぶりくらいの白でした。PTメンに「すいません、久しぶりの白なので、間違ってたら教えてください…」と謝ったら、快く「だいじょぶ!」と励まして下さいました。嬉しかった…。

最初はまごついたものの、その後は安定。慣れてくると結構思い出してくるもんだわね。途中3匹リンクを処理できず、やむを得ず女神を打ってしまったのが悔やまれます。うーん、ナイトのクセが出ちゃいますね…。反省しきり。

でも、その後は非常に順調な狩でした。31→33。最後にヴァナが二年ぶりなことを話すと、皆さん感動してくれて…。

あああ、やっぱりFF11に戻ってきてよかった。そう思いました。



2年ぶりのヴァナは、いろんなものが変わってまして、アタシ的には全然追いついてない感じです。まだチョコボ育成もしてないし。ナイズルって、エインヘリヤルって何ですか? みたいな。

ただ、強烈な印象として残っていることが一つあって。

スクエニさん、変わったなあ、と。



この日記でいろいろスクエニさんのことについて書いてきて、そのつどアタシは「CS(顧客満足度)が!」みたいなことを叫んでましたっけ。でも、書いてる自分は「そういっても、大きな企業さんだし、そんなにエレガントには変わんないんだろうなあ」と思ってたりして。

アタシがまだ知らないだけなのかもしれないけど、2年前から記憶が止まっていた自分に映ったのは、スペシャルタスクチームとか、カンパニエとか、その他の沢山の変更から垣間見える、スクエニさんのCSに対する向上心でしたね。

まだやっぱりPTレベル上げが主流なんだろうけど、カンパニエがLV75までのソロレベル上げへの道筋をつけたことは大きいと思う。それに、これもホントのところはわかんないんだけど、競売の価格が2年前と対して変わってなくて、むしろ高額商品の一部がちゃんと下がっていたのは感心しました。それはつまり、細かいところは別にして、大まかなギルコントロールができていることを意味するから。


今やってる「モグボナンザ」も、昔のスクエニさんでは到底発想できなかった(あるいは、発想しても採用されなかった)ギル回収手段だと思うんです。1等1億ギル、という高額賞金と垂涎の賞品の数々が目に付きますけど、1等の当選確率は理論上100,000分の一。モグボナンザは1個1,000ギルだから、確実に1等を当てるには1億ギルが必要という計算になります。

リアルの一般的な宝くじの場合、1等の確率は2,000,000分の一(20組発売された場合)で、1枚100円のときで1等10,000,000円だから、1等を確実に当てるのに必要なお金は2億円。一般に、宝くじにおける売上金から当選金を引いた「胴元へのテラ銭」は全体の50%って言われてるけど、このモグボナンザはどうなのかな〜。

宝くじについては、みんなが小額の負担で夢を見られて、スクエニにとっても確実にギル回収が出来る手段だと思っていたので、ずっとやればいいのにと思ってたんですけど、こんなステキな形で実現してくれて本当に嬉しかったです。


あとは最近のスペシャルタスクチームの報告かな。アタシが口をすっぱくして言ってた「もっとやってるならやってるって言えばいいのに」をそのまま実践されてるのは、見ていて好感を持ちました。他のサイトを拝見するとまだまだ追いついてないところがあるみたいですけど、とにかくちゃんとアピールをするようになっただけでも、アタシ的には大きな前進だと思います。



フレ曰く、まだグダグダなところは多々あるそうですね。でも、アタシはソレも含めて、できるだけフラットなところからこれからのヴァナ・ディールを見ていきたいな、って思ってます。

もう6年。利用者が大幅に増えることはなくなったけど、未だにアクティブ50万という数字をキープしているのは、素直に拍手していいと思う。だからアタシは戻ってきました。戻ってもダイジョブ。時間の取れないアタシでもまだまだヴァナで生きていける、そう思ったから。



アタシは、今日もジャグ(過去)の森を走り回っています。

(C) SQUARE ENIX