鞄鯖戦士はご機嫌ナナメでした。

2016年、5年ぶりにFFXIへ復帰したヘタレです。

思うこと:■eさんにタリナイモノ


さああってと。ちょっと風呂敷広げちゃおうかな?


今回、700人以上のアカウント処分を行った■eさん。今後も継続的に処分を行うなどの言明もされてますね。
このニュースを知って1日経って、アタシが考えたのは「■eさん、変わってないなぁ」ということと「■eさんったら誠実なんだから♪」ということです。
「え! どこが誠実なの? 対応が後手後手じゃない」とか、「んだよ対応が遅すぎるんだよバーヤバーヤ」って思う人もいるでしょう。実際、そんなことをアタシも書いたっけなぁ。アハハハハ。


まず、今回の件でここで確認しておきたいことがあります。それは…


これまで、散々アタシもRMTについては話題にしてきました。一貫しているのは唯一つ。「アタシ、RMTダイッキライ!ヽ(`Д´)ノ」(笑)。アタシがこれまでこんな風に書いてきたのは、「アタシがRMTについてキライキライ言ってるのは、モラル的にどうの、FF11の規約がどうの、必要悪かどうかどうのとか以前に、生理的に受け付けない」っていうことを示したかったからなんですね。
つまりそれは、「それを意識した上で、冷静になってRMTについて考えよう」ということの裏返しでもあります。


前回書いた「RMTはギルを動かしているだけ」というご意見が、そのきっかけでした。
FF11では明快にRMT行為が禁止されています。つまり、RMTを使用してギルを入手したり、RMT業者に売買するためにギルを移動したりする行為はアカウント処分の対象になるわけです。そして、そのギルとお金を仲介している「RMT業者」は、現状でまったく蚊帳の外ということでもあります。
つまりそれは、「FF11RMT業者を直接ぶっ叩けない」ということ。これは現行の法律上、至って妥当なことです。例に例えると、好きな劇団の公演チケットを持っているアタシが、いらなくなったので友人に「ねえねえ、演劇のチケット欲しいって言ってたでしょ? 行けなくなったから譲ってあげる〜♪」と持ちかけ、「わーい、行きたかったんだぁ。いくらでいいの?」「んー、じゃ、1000円で!」「安っ! 買う買う!」という流れの横からチケット会社が「えー、規約に違反しているのでその売買は無効です」ってチャチャ入れるみたいなことです(笑)。この場合は「ダフ屋行為」とも絡んでくる部分で、法律に規定されている部分でもあるわけです。そして、現状で「ゲーム内仮想通貨の第三者同士による売買」をこのような形で取り締まる法律は、ありません。


当然、スクエニさんはそのことを十分承知です。
さらに「RMTをどうにかしろ!」「今のインフレはRMTのせいだ! でもスクエニは何もしていない!」「中華ウザイwっうぇwwww」という声が多数上がっていることも、間違いなく知ってるはずです。
そして…、RMTという行為を立証する手段が非常に乏しく、現状でプレーヤーがRMT行為を行ってもそれを見つけ、処分するのが非常に難しいことも、知ってるはずなのです。なぜかといえば、それば「蚊帳の外」で行われているからです。チケット会社にとって、第三者間の取引を探し出すのが難しいのと同じように。
その上で、スクエニさんが現状で出来得る策を講じた、とアタシは見ています。


スクエニさんは、これまであらゆる方法で「システム上必ずインフレに向かう経済」をコントロールすべく対策を練ってきました。チョコボ価格の可変化、競売手数料の導入、デュナミス時計代…。おそらくエンチャントアイテムの導入もその一環でしょう(壊れないけど、使いきると価値が減るアイテム)。
しかし、その予想を上回る勢いで価格の高騰が発生しました。年末の超インフレです。そこで調査をした結果、不正使用によるギルの引き出しが明るみに出たため、今回このような策を講じたんだと思います。つまりそれは「RMT」をターゲットにしたのではなく、「不正」をターゲットにしたということです。
そしてスクエニさんは、そのことをおそらく正確に公表しました。これが、アタシの考える「誠実」という部分です。


現在の状況や、インターネット各所で言われている様々な論調を考えると、大規模なアカウント処分という告知は大きな効果をスクエニさんにもたらすはずです。軽く考えても「お、やってるな」「処分をしているんだな」などの印象を持たれるのは自明です。ならば、これまでのビハインドを挽回すべく、もっと大々的に喧伝しても良いはずなのです。「多大なRMT行為をしている悪質なユーザを大量に処分しました!」ぐらいのことを言っても問題ないでしょう。間違ったことは言ってないのですから。


でも、スクエニさんはあえてそれをしませんでした。あくまで明らかな規約違反行為である「不正行為を働いた」ことを問題にしたわけです。
そう。去年のあの時と、同じように…。


[ニュース]■e、怒涛のパッチ情報公開と800名以上の垢バンを断行
http://221.186.129.146/kaban_warrior/20050215/1108450256


このときはいわゆる「ファーマー」問題がいよいよ顕在化していたころ。各所で「中華どうにかしろ!」「今のインフレは中華のせいだ! でもスクエニは何もしていない!」「中華ウザイwっうぇwwww」という声が上がっていましたっけ。
おんなじことなんです。このときも「中華」とは言わないまでも、そのようなターゲットをにおわす言葉をアナウンスに含めるだけで十分波及効果があったはずです。でも、スクエニさんはそれをせず、あえて「ノートリアスモンスターの狩場を集団で独占し、さらにその場にいる他のプレイヤーに対して悪質なハラスメントやMPK等の嫌がらせ行為を繰り返し働いていた」プレイヤーをターゲットにした、とわざわざ説明しました。
今考えるに、いろいろ理由は考えられます。一番大きなものは、おそらく「いや、別に独占してたのは中華と呼ばれる人だけじゃないし」ということでしょう。HNMLSによる独占もプレーヤーレベルではささやかれていましたから、そういったプレーヤーの中にも処分対象者はいたはずで、まさしくそういったプレーヤーは「中華」と当時呼ばれた外国圏のプレーヤーではないのですから。


こういったスクエニさんのアナウンスに関するポリシーは、少なくともこの部分に関しては大いに評価できる部分だと思ってるんですね。
実際に起こったことを矮小したり増大させて喧伝する、なんて世の中いくらでも起こっています。タイムリーなネタを上げれば「ライブドアの粉飾疑惑」なんてまさにそれです。当然、法律に違反するのであれば裁かれるべきですし、それ未満のことなんて、FF11に限らず数多くのMMORPGでおきているでしょう。それを良いとは決して言いません。
だからこそ、アタシはいっつも思うんです。スクエニさんの体制はいろんな部分で評価できない部分が多々ありますけど、それにしては皆、スクエニさんのこういう部分を過小評価しすぎていないか、と。
伝えるべきことを伝え、しかもそれをプロパガンダの道具にしていないというその姿勢。それはやっぱり「誠実」なんじゃないかって思う。あれだけ外からいろいろ言われて、それでも安直な喧伝に走らないという姿勢を、アタシたちはもっと汲んであげるべきなんじゃないか、そう、アタシは切に思うのです。




その上で、アタシは生意気にこれまで散々言ってきた苦言をもう一度書こうと思います(笑)。そう、スクエニさんにタリナイモノ。
スクエニさん、もうそろそろCSについて本気になるべきだと思う!


CSとは「顧客満足度」の略です。
顧客は、アタシたちプレーヤー。アタシたちがどれだけ満足しているかの度合いのことですね。
このCS、それこそ物を売り買いする全ての面で重要になることで、かつ、その度合いを高める方法は山ほどあります。たとえば、電話1本でもCSは高められるんです。


例を出すと。アタシ「POLのサポセンのオペレーター」ね。モグちゃん、モグちゃーん!
モグ「な、な、何クポか! ここはモグハウスじゃないクポ!」
あ、紹介します。本家サイトに登場してもらっているモグちゃんです〜。パチパチパチ。
モグ「どもよろしくクポ! って違うクポー!」
まあまあ。じゃ、モグちゃんお客さんやって。
モグ「お、お客さん!? いったい何をするクp」
はいはいすぐやる。ピロロロロロ、ピロロロロロ…


オペレーター(以後オペ)「はい、POLサポートセンターです」
モグ「あ、あの、レジコードなくしちゃったんですけどクポ…」
オペ「はい、では名前と生年月日とキャラクター名と住所と電話番号を教えてください」
モグ「は、は、はい、えと、名前はモグクポ。えと、あと」
オペ「住所をお願いします」
モグ「あ、あ、えと、サンドリア王国南サンドリア2丁目12番地3号、aliceモグハウス内クポ。」
オペ「はい?」
モグ「あ、や、えと、サンドリア王国、南サンドリア、えと…」


んまあ、こんな感じの応対だとすると、モグちゃんどう思う?
モグ「むむむ、これじゃ電話で話したくなくなるクポね…」
でもう一つ。FF11に対してどんな印象を持った?
モグ「うーん、FF11をプレイしたくなくなるかもしれないクポ…」
でしょ? もちろん、実際のサポセンはとっても誠実に対応くれます。アタシも支払い方法について問い合わせたことがあって、とっても丁寧に応対してくれました。ま、それが企業としてはフツウなんだけどね♪ モグちゃん、ありがと〜〜〜〜♪
モグ「いったいモグは何をしてるクポか…。皆さん、本家サイトもよろしくクポ…」


何が言いたかったかというと、電話の応対一つとっても、その商品(ここではFF11)への印象はがらりと変わってしまうものなんですね。
アタシが思うに、スクエニさんはもっとこの部分を意識した方がいいと思うのです。それは、ウェブサイトでの告知やGMの応対など、これまで散々いわれてきた部分。企業の風土によってCSへの取り組みは違ってくるけど、見ている限り総じてこの部分が苦手みたい。個々のスタッフさんや、末端のスタッフの方とかは一生懸命仕事をされてると思います。でもね、それがまるで伝わってこないのですです。
GMの応対などの面で改善は見られてるみたいだけど、ぶっちゃけまだまだ足りないと思います。そしてそういったCS向上の志向は、ウェブサイトやネット上での活動などにも絶対に反映できると思う。誠実さは買います。少なくともアタシは買うから(笑)、どうか、お客様の満足度を上げられるような施策を取って欲しいのです。そしてそれは決して、新機能の追加とか不具合の修正だとか、そういう類のものだけではないということも知ってほしいです。


公式サイトでのアナウンス方法の変更とか対策を取っているのはよーく判ってます。だから、もう少し高みを目指して欲しいかな、と。それがアタシたちに伝わるだけでも、ずいぶん違ってくるんじゃないかなぁ。そう、アタシは切に思うのでありました。