覚悟と賛辞は、この胸の中に
改めまして、こんにちはこんばんわはじめまして。アリスと申します。
ファイナルファンタジーXIとのお付き合いは遡ること14年も前、サービス開始3日目から始まりました。プレイを始めてすぐにこの日記をスタートし、一時期はウェブサイトも持っていました。
その後、プライベートや仕事が忙しくなってしまい、泣く泣くプレイの継続を断念します。以後、3回の復帰宣言を経て今回が5年ぶり4回目の復帰です。
なんだか大仁田厚さんみたい。
今もお仕事が忙しいのは変わらないんだけど、FF11が変わってくれたから、私はヴァナディールにいることができています。
それは「IL」と「フェイス」のおかげ、そして、
「ヴァナ・ディールの星唄」のおかげてす。
私は仕事の性格上、どうしてもまとまった時間を前もって準備することが出来ません。平気で土日も潰れるし、それが前日にわかったりします。
そしてそれは、一緒に共にするフレンドに負担をかけてしまう、ということも意味しました。
スタートしてからしばらくは私も若かったので、そうならないように体力で押し切ったり、寝る時間を削ったりすることでカバーできていたんですけど……、人間、無理しちゃダメですね。
結果として、FF11を諦めざるを得ませんでした。
決定打はアビセア乱獲でした。
あのシステムが悪いとはこれっぽっちも思っていないのだけど、少なくとも私のスタイルには合わなかったんです。カンパニエバトルで「これならまだついていけるかな」と思っていた私に取って、残念なからアビセアは住みよい世界ではなかったのでした。
きっかけは、本当にふとしたことでした。
知人からのお願いで、MMORPGをプレイしているところを目の前でその人に見せることになったんです。
この時はまだ復帰の「ふ」の字も考えていなかったので、一番知識のある「FF11」の2週間フリートライアルを使って、全く新しいアカウントを作って5年ぶりのヴァナ・ディールへと足を踏み入れました。
サルタパルタでしばらくマンドラを叩きながらちまちまレベルアップして、『懐かしいなー』と呟きつつウィンダスに戻ってきた次の瞬間、私の目に飛び込んできたのは……、
巨大なクリスタルの前に佇む、
可憐な表情を携えた、
イロハちゃんの姿でした。
私の中で何かが弾けました。
ネットで「星唄」が最後のメジャーアップデートになることを聞き、『フェイス』と『アイテムレベル』の導入で(ニュアンス的には若干ネガティブなトーンで)「『また』全く別のゲームになってしまった」とリアフレから聞いていたことを思い出し、そのリアフレが14年も続けていた課金を辞めているっぽいことを悟り、
そして、
最後のメジャーミッション『ヴァナ・ディールの星唄』が「神シナリオ」で、
経験年数が長ければ長いほど、受ける感慨の深さは『計り知れない』と風のうわさで聞いていたことが、
すべて繋がったのです。
家に帰って、流行る気持ちを抑えてすぐに自分のパソコンへソフト本体をインストールし、スクエニアカウントシステムで垢を復活させ、アドゥリンコードを購入して、
私の本来のアカウント『alice』でログインした時のヴァナディールは、
あの時と全く違う輝きに、満ちていたのでした。
昨日。
星唄ミッションラス前BF戦「ローディング」をクリアしました。
ソロ(ナ/白99+IL117)とフェイス(トリオン+テンゼン+ブリッシュII+アシェラII+アプルル(UC))。チャレンジ2回目での撃破でした。
泣きながらでした。
そこに至るまでのストーリーは、私の涙腺を壊すのに十分すぎるほどの凄みと素晴らしさを携えていました。
もともとゲームが大好きで、特にRPGが大好物で、いちいち物語に感動しては泣いてばかり。
でも、そんなのぜんぜん甘っちょろかった。
ファイナルファンタジーXIほど、人間の死生観に鋭く踏み込み、宗教観を深く刳り、
生きること、
死ぬこと、
人と一緒にいることに大切さを、
誰かのためになることの尊さを、
ここまで描ききった作品に、私は出会ったことがありません。
そして、フェイスとILが、私をここまで導いてくれました。
FF11の真価へと私を導いてくれたのは、間違いなく今のシステムです。アイテムレベル117のエミネンス装備たち(今はアドゥリンの古式防具)と、思い出がたくさん詰まったかけがえのないフェイスのみんなが居なかったら、空にも、海にも、ひんがしの島にも行けなかったし、ジラートやプロマシアミッションを一人だけでコンプリートすることだってできませんでした。
それに、私には出きっこないとばっかり思っていた、夢のまた夢だったレベル99カンストだって、ヴォイドウォッチだって、ワイルドキーパーレイヴだって(まだ勝ててないけど!)、現実のものになったんです。
行けるはずかないと思ってた『裏』だって、もう足を踏み込める手前まで来ているんです。
なんて、なんて、幸せなことなんでしょう。
すべてが叶おうとしている。
そして、その大部分は、たぶん自分でどうにかできそうだ。
やっとこれで、胸を張ってフレンドに『一緒にあそこ行こうよ!』って、誘えるんだ。
私は、
ヴァナ・ディールで、生きていて、
いいんだ。
これから、ほそぼそではありますが、私のヴァナ・ディールについて書いていこうと思います。
時間が許す限りになりますので、これまで以上に不定期になります。申し訳ありません。
それでもよろしかったら。
これからも、よろしくお願いします!